【京セラ・JAL再建】盛和塾(現在は解散)に入ってみた感想【 稲盛和夫】

ネットでも、あまり入った人の感想がなかったので、書いてみます。

盛和塾東京に入会した

僕が入会したのは、盛和塾の解散が決まってから。
元々、独立起業したいと考えていた頃から、稲盛和夫さんの事は知っていた。
盛和塾というのも、独立した位の時から知ってはいた。

解散が決まったので、これは最後のチャンスかもしれないと思ったのが、
入ったきっかけだ。

 

結論:仕事が大好きで、会社を大きくしたい人は入るべき。

今は、盛和塾自体は解散してしまったが、
盛和塾で活動していた方が、名前を変えて活動をしている。
新規で入れるのかはわからないが、東京で活動しているのは「盛心塾」という名称の団体だ。

結論としては、仕事が大好きで、会社を大きくしたいという考えの人は、是非稲盛さんの本を読んだり、
盛心塾をはじめとした、盛和塾から派生した塾に入るべきだと思う。

ネットで調べると、「盛和塾は洗脳だ」とか、「現代の社会には合わないやり方だ」とか、
「稲盛氏の会社自体がブラックじゃないか」などの声がある。

まあ実際は、洗脳に近いとは思うんだが、それは会社を反映させる為の「経営者脳を作る」ための洗脳であり、
決して悪い方向の宗教とかではないので安心していいと思います。
あとは、個人的に思ったのは、皆が「塾長(稲盛氏のこと)がいなかったら、今の私の会社はない!」とか、
「塾長の教えを守れば、必ず上手く行く」などという声が、そこいら中で聞こえるのが宗教チックに感じさせるのだと思う。

稲盛氏の経営哲学を知るにあたり、僕は下記の2冊が参考になりました。

 

僕が盛和塾で学んだこと

それは下記だ。

・とにかく「会社を良くするんだ」という強い信念・意志を持って、仕事に取り組むこと

想いは必ず実現するというのが、念頭にある。潜在意識にまで到達させろという事だった。

⇒僕は、ある程度のお金が稼げて、自由な時間が欲しかったので、
言っている事は100%正しいと思ったが、そこまで行くのは無理だと思ってしまった。

・社員を幸せにする という強い意志で、誰よりも経営者が沢山仕事をする。
⇒盛和塾でもらったCDを聞いた時に、稲盛さんが
「私は子供の学校行事には一回も行った事がありませんでした。でも後悔していません」という事を
話していた。

これが、うすうす無理だ、、と思っていた僕の心に、「あ、完全にムリだわ」と思わせるきっかけだった。
毎日、通勤時にこのCDを聞いた。

やっぱり無理だった。僕は子供の行事には、フル参加したいw

・経費最小、利益最大

⇒これは説明するまでもない。
ただ、先述の稲盛さんのCDや、講話集に出てくるエピソードは秀逸。

「私はたまにスーパーに家内と行くが、ついついたくさん買ってしまう。それでも1万5千円とか、そんなものだ。最高!」といったニュアンスや、
「運転手と、吉野家に行く。二人で、それぞれ並盛を食べるが、それ+牛皿を一つ追加して、2人で分けて食べる。これがまた最高!」など。

僕も、これには大変共感した。
なんだ、おれも料理もしないくせに、妻とサミットに行って、ついつい安くて買い過ぎちゃったり、
平均よりも稼いでるから、牛丼屋では、アタマの大盛にして、「ああ、なんて最高なんだ」とか思ったり。

・・でも、稲盛さん位に多忙で、稼いでるのに、質素を自負する僕と同じ生活なのか。
人柄は好きだけど、そもそもこのオッサンは経費最小が板につきすぎて、ただの貧乏性のケチくさいオッサンなのでは、、
(稲盛さんファンの方、すみません、、悪意は一切ありません)

・盛和塾に来ている人(ファッションではなく、ほぼフル参加)の人は、レベルが高い

それこそ、上場した社長も沢山いて、本当にびっくりする。
また、とても勉強熱心なので、稲盛さんの本や講話に書いていないような、実務の事や、経営のテクニカルな面の知識を
惜しみなく教えてくれる。
僕は、稲盛さんと直接話をした事はないけれど、この方々の話を聞いたり、質問できた事が一番の財産だった。

好きなミュージシャンの話になって、それで親しくなるような感じが、盛和塾にはあった。
なので、「稲盛塾長がとにかく凄くて、まだわからないので沢山勉強させて下さい」と言うと、そういった錚々たる社長達が、
経験談を語ってくれる。

最後に一言

盛和塾で勉強をさせてもらって、本当に良かった。
ただ、最後にこの一言を自分にぶつける事になった。

「家族との時間や、自分の仕事以外の時間を諦めて、仕事に24時間打ち込む意志はあるか?」

これだった。
これに対する答えがYESであれば、盛和塾、それから盛心塾で更に磨いた事だろう。

僕は、どうしてもYESではなかった。NOと言いたくないので、100回以上自問自答したのだが。

ほぼ全て、稲盛さんの教えは正論だと思ったし、吉野家によく行くというエピソードも含め、
なんだか愛くるしいオッサンだ(本当に失礼ですみません。)と今でも思うのですが、
上記の質問にYESと言えない限り、会社は大きくならない。

本当に僕のような極端な人間の答えで申し訳ないけれど、上記がNOであれば、
中途半端になってしまう。
だったら、自分が「年間いくら稼ぎ続けられればOK」のラインを早くに達成し、
同時にやりたい事をどれだけできるかに人生を使ったほうがいいという判断に達した。

僕はとにかく、自分のやる気がある時以外は、仕事をしたくないから、
フリーランスになった。極端だと自分でも思うが。。

なので、これにYESと答えられるあなた!
もしくは、「いや24時間は無理だよ、、せめて寝る時間だけは下さい。」までは答えられるあなた!
恐らく、会社を上場させられるスタートラインには完全に立っています。

ぜひ、稲盛さんは宗教っぽいとか、
前時代のおっさんだとか馬鹿にしないで、是非勉強してみて下さい!

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